心療内科について
心療内科とはどのような科なのかとてもわかりにくいと思っていらっしゃる方は多いかもしれません。もともと心療内科は、心身症(心の状態の影響の大きな身体疾患)を診る科として誕生しました。心療内科は心理療法をする内科であると言う方もいます。
一方で、次第に比較的軽症の精神科としての役割も担うようになってきました。妄想や幻覚などの精神病症状を伴わない精神疾患を守備範囲にするようになってきたのです。そこには多くの不安障害やうつ病などの気分障害も含まれます。身体疾患でも心理面のケアが必要なものは多く、またいろいろな身体症状がうつ病やパニック障害などの精神疾患で起こることもあります。身体症状から精神症状まで幅広く診療できる科が心療内科であると当院では考えています。
心療内科でよくみる症状
過度のストレスがかかると、人間には、身体症状や精神症状、行動の問題などが起きてくるといわれます。呼吸困難、動悸、疼痛やめまい、不眠、吐き気、腹痛、などの身体症状。不安や抑うつ感などの精神症状。そして外出できない、会社に行くことができないなどの行動の問題。さまざまなストレスや悩みが複雑に絡みあって、これらの症状や問題を引き起こしていることも多く見られます。
いくつもの病院を受診されても原因がわからないといわれた方や、こんな症状や悩みで受診しても良いのだろうかと迷っている方もいらっしゃると思います。もちろん、全ての症状の背景にストレスや心理的な問題があるわけではありませんが、心あたりのある方は一度、ご相談、または受診されることをお勧めいたします。
主な病気
当院での対応が難しい例
- 本人の同意がない状態での受診
※家族や代理人のみの相談は、お受けしておりません。 - 20歳未満の未成年の方の受診
- 臨床心理士によるカウンセリング
- アルコール依存、薬物依存の治療
- 知的障害、発達障害の診断・治療
- 認知症の診断・治療
- 猟銃の診断書、各種国家資格取得のための診断書作成
- 労災保険の申請を検討されている方
- 問題なく日常会話ができる程度の日本語を扱えない方
- 医師の診察を受けずに、薬の処方のみを希望される方
- 以下の状態にある方
※アルコール酩酊状態、薬物乱用のもうろう状態
※著しい錯乱状態、暴言・暴力行為など他人に危害を加える行為
※要望が通らない場合など、医師やスタッフを罵倒する行為 - その他、院長が対応困難と判断した場合
※専門性や設備上の観点から困難なケースもありますので、ご理解いただければ幸いです。
受診ご希望の方へのご案内について
診療を希望されるご本人様から03-5968-5866までご予約のお電話をお願いします。
仮予約は行っておりません。診断・検査を目的とした発達障害の診察予約は受付しておりません。また、20歳未満の方は思春期外来・児童精神科の受診をおすすめしております。
- ご予約は、なるべく確実に受診できる日をお選びください。
- 30分から1時間程度のお時間を頂き診療いたします。心理検査等も行っております。
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当院は保険診療を行っております。健康保険証、各種受給者証を忘れずにお持ちください。
初診/再診に関わらず、健康保険証、各種受給者証お忘れの方・有効期限切れの場合は、自費負担会計とさせていただきます
- 現在心療内科・精神科に通院中の方、最近まで通院なさっていた方は診療情報提供書(紹介状)のご用意をお願いしております。
≪ご不明な点など、詳しくは予約の際にお問合せください。≫
ご持参頂くもの
以下をお持ちの方は、忘れずにご持参ください。
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健康保険証
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お薬手帳(または、服用されているお薬)
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各種医療受給者証(自立支援医療受給者証など)
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紹介状(お持ちの場合)